カラーコンパスWiFi
使用方法動画です
お知らせ(電源の接触不良対策)
電源がはいらないという、不具合がみつかりましたので、下記の対策を実施しています。
すでに購入済みの方については 連絡をいただければ対策部品を送らせていただきます。
(2023年7月12日)
カラーコンパスWiFiモデルは 分光測定をどこでも、簡単にということで用意しました
1.サイズ 70x50x44.5mm
2.使用センサー C12880MA(浜松ホトニクス製)
3.WiFi搭載(STA,APモードに対応)
4.ピクセルクロック 200KHz固定
5.露光時間範囲 300us~100ms.
6.電源 006Pリチウム充電電池 800mAh 消費電流約80mA
7.ADコンバーター 12ビット 15回積算
8.900nmカットフィルター使用
9.動作 ブラウザモードで制御(スマホ、タブレット、PCいずれも可能)
10.波長補正 装置内部で補正済み(波長、感度)
11.比較機能(6種×2モードのデータを登録、比較表示)
12.計測モード 生データ(ピーク波長表示)、反射率(2波長間NDIV数値表示)
13.表示モード データ、比較、参照データ
14.従来機種からのバージョンアップ可能
データフォーマット
カラーコンパスWiFiは IPアドレスで指定したURLにアクセスすることで画面上に
データをグラフ表示させたり、データ保存をしたりすることができます。
具体的には URLにアクセスすると
1.Index.html
2.Style.css
3.Index.js
の3つのファイルを読み出すことになり、その内の js ファイルがデータを取得し、
グラフを表示、さらには データを保存するという動作をします。
jsファイルは グラフ表示するためのデータを読み出しますが、そのデータファイルは
URLの /data/data.json ファイルを読み出すことでデータを得ています。
ここでは data.json ファイルのフォーマットを説明します。
ファイル例:
{“n”:256,”m”:0,”sw”:0,”i”:0,”t”:24.4,”v”:7.3,”c”:1,”e”:500,”f”:500,”a”:10,”save”:0,”repeat”:1,”mode”:”raw”,”msg”:”peak Data 16311.1(452nm)”,”disp”:”data”,”d”:[78.3,58.4,41.2,43.2,59.4,34.9,42.7,49.4,47.9,49.9,49.3,48.1,43.5,25.1,53.1,39.0,6.0,30.6,22.5,24.3,36.8,56.2,50.0,50.8,52.5,49.6,38.5,38.0,46.1,55.1,38.1,41.6,53.6,69.3,83.6,106.9,150.4,207.5,281.0,426.1,547.5,722.0,948.9,1188.0,1610.4,2111.6,2769.1,3612.8,4565.5,5811.2,7421.8,9298.3,11310.3,13620.4,15171.9,16093.6,16311.1,15680.5,14192.4,12526.0,11006.5,9758.8,8751.3,8009.9,7385.1,6727.9,6062.5,5539.5,5099.4,4840.0,4688.0,4647.5,4738.5,4847.1,5001.7,5208.2,5455.4,5720.7,5969.9,6237.7,6542.4,6833.1,7118.0,7432.5,7711.8,7886.0,8047.3,8247.6,8452.0,8572.8,8711.5,8711.0,8795.5,8900.6,8986.6,9082.4,9241.0,9328.9,9395.7,9452.3,9471.9,9477.3,9559.5,9540.5,9553.8,9636.3,9743.6,9843.7,9914.7,9932.2,9872.9,9811.0,9837.0,9843.5,9793.1,9789.2,9855.6,9790.8,9729.8,9740.8,9578.4,9331.5,9131.1,9024.1,8981.6,9005.3,9163.9,9372.9,9547.7,9728.2,9913.9,10082.9,10229.1,10311.7,10393.6,10447.7,10408.6,10434.2,10452.2,10471.1,10403.1,10287.8,10007.1,9724.2,9412.8,9045.1,8654.4,8290.5,7909.9,7553.0,7187.3,6833.3,6566.7,6293.7,6029.0,5753.7,5468.7,5241.6,5022.1,4713.8,4494.6,4242.7,3965.0,3742.6,3466.9,3223.4,2997.1,2852.4,2626.5,2529.9,2370.4,2224.5,2090.2,1961.4,1862.6,1757.7,1625.9,1518.8,1408.0,1312.1,1223.5,1130.3,1067.6,1029.4,1000.3,908.7,829.0,756.5,748.7,684.9,639.6,587.5,539.3,503.5,534.4,506.5,536.2,453.4,397.5,385.8,371.9,306.9,286.1,275.2,314.2,280.1,277.5,298.5,254.8,277.2,239.2,217.6,175.4,238.5,107.1,62.5,154.0,215.7,172.8,80.9,73.9,85.2,82.7,76.0,76.0,153.2,114.5,130.2,119.9,37.6,138.4,176.2,80.9,132.5,92.2,138.8,149.5,162.2,155.9,15.1,33.5,80.8,126.5,127.2,0.0,4.9,11.2,200.3,13.3,167.7,113.4,131.6,109.1,101.6,59.7,181.0],”tm”:””,”r”:[0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0]}
項目の説明:
“n” データ数 (340nm – 850nmの波長範囲、2nmステップのデータ)
“m” モード
“sw” スイッチ状態(古いバージョンにはありません)
“i” 記録番号(古いバージョンにはありません)
“t” 温度(°C)
“v” 電池電圧(V)
“c” 参照データの番号( 1-6)
“e” 露光時間(us)
“f” 参照値の露光時間(us)
“a” 平均回数
“save” 保存要求フラグ
“repeat” 繰り返しフラグ
“mode” データ種類 ”raw”(生データ), “reflect”(反射率データ)
“msg” グラフ上のメッセージの内容
“disp” 表示方法 ”data”(現在データのみ),”comp”(現在データと参照データ),
”ref”(参照データのみ)
“d” データ(“n”で指定した数のデータ)
“tm” 時刻データ(使用していません)
“r” 参照データ(“n”で指定した数のデータ)
設定ファイルのフォーマット
データファイル同様に、設定ファイルも読み出すことができます。
/data/config.jsonを読み出すことで得られます。
ファイル例:
{“ssid”:”“,”key”:”“,”ip”:”192.168.0.100″,”average”:10,”wave1″:680,”wave2″:850,”sensor”:”Sensor: C12880MA”,”serial”:”Serial: 15G00027″,”fver”:”firm version 1.5″}
項目の説明:
“ssid” SSID
“key” パスワード
“ip” IPアドレス
“average” 平均回数
“wave1” 波長1
“wave2” 波長2
“sensor” 使用センサー名
“serial” センサーシリアル番号
“fver” ファームウェアバージョン番号
設定方法のフォーマット(方法)
下記の指定したファイルを読み出すことで、または読み出す際に?に続いて
項目を設定することで設定できます。
1.SSIDの設定 /data/confset1.json?s=SSID”
2.パスワードの設定 /data/confset2.json?s=パスワード”
3.IPアドレスの設定 /data/confset3.json?s=IPアドレス”
4.平均回数の設定 /data/confset4.json?s=平均回数”
5.波長1の設定 /data/confset5.json?s=波長1”
6.波長2の設定 /data/confset6.json?s=波長2”
7.露光時間の設定 下記のファイルを読み出すことで変更(相対値での上昇下降)
1./data/up1.json 大きく上昇
2./data/up2.json 小さく上昇
3./data/down1.json 大きく下降
4./data/down2.json 小さく下降
8.ダーク設定 下記のファイルを読み出すことで設定
1./data/dset.json 現在測定値をダークとして登録
2./data/dclear.json ダークを初期値に戻す
9.ホワイト設定 下記のファイルを読み出すことで設定
1./data/wset.json 現在測定値をホワイトとして登録
2./data/wclear.json ホワイト値をクリアする(すべて65535に設定)
10.参照データ番号を設定 下記のファイルを読み出すことで設定または登録
1./data/ref1.json 参照データ番号を #1に設定または登録
2./data/ref2.json 参照データ番号を #2に設定または登録
3./data/ref3.json 参照データ番号を #3に設定または登録
4./data/ref4.json 参照データ番号を #4に設定または登録
5./data/ref5.json 参照データ番号を #5に設定または登録
6./data/ref6.json 参照データ番号を #6に設定または登録
登録か設定は 表示方法の状態に依存します。
表示方法が ”disp”のとき、そのときに取得したデータを参照データ番号に
登録します。
それ以外のときは 参照データ番号の設定となります。
表示方法を変更する方法ですが、
/data/disp.json を読み出すことで 順に “disp”,”comp”,”ref”に変更されます。
11.生データと反射率の切替
/data/mode.jsonを読み出すことで、”raw”,”reflect”が切り替わります。
データの内容がこの状態により、生データか反射率のデータかに変わります
データを応用してPYTHON,MATLABからアクセス
データフォーマットを公開したのは カラーコンパスWiFiのユーザーの堀江様からの
依頼でした。PYTHONからアクセスできないかとの問い合わせから、JSONファイルを
公開することで、可能ではないかと思ったからです。堀江様に公開したところ
ドキュメント送付ありがとうございました。
無事、分光器の制御ができるようになりました。
また、JSONファイルの読み込みだけで制御できることから、
matlabからの制御も可能となり、便利に利用できるようになりました。
ありがとうございました。
と返事をいただきました。さらに、
ドキュメント公開されるとのこと。ほかの方にも参考になると思います。
また、メール内容の公開も承知しました。名前も姓だけなら問題ありません。
それと、もしご興味があれば、簡単ですがMatlab(OCTAVE)のサンプルコードを送付
させていただきます。誰でも作れますが、利用者にとっては参考になるかもしれませ
ん。
ということで、サンプルコードもいただきましたので、合わせて公開させていただきます。
サンプルコードはこちらからダウンロードできます。
以下、堀江様の説明です。
Windows上のmatlabとoctaveで動作確認済みです。
おそらく、android上のmatlab mobileやoctave でも動作するはずです。
またoctaveのダウンロードは、以下を参照ください。
https://octave.org/
動作は、cc_plot_data()または、cc_plot_spec(cc_get_inten())などで確認できます。
あと、カラーコンパスに対して連続して\高速にアクセスするとハングアップするみたい
です。
堀江様、どうもありがとうございました。
ファームウェアも公開しています。Arduino IDEから書き込みができます。
V1.4ファームウェア
履歴:
v1.4 PCからのIPアドレスの設定ができないのを修正
v1.3 SSID,PASSWORD,IPアドレス設定の不具合を修正
v1.2 サブネットマスクを255.255.255.0で固定する。
v1.1 販売開始
お問い合わせはこちらから
購入の際は 秋月電子様(M-17589)から販売していますので、そちらからお願いします。