カラーコンパスMFAは

 カラーコンパスMFAは 株式会社ATシステムで製造する 小型の分光器です。

  • 波長帯域:340nm~850nm
  • USB接続(USB電源で動作)

といった仕様で、手のひらにすっぽりと収まるサイズです。

サイズは フィルターのフタ部分をのぞいて、50mm×35mm×20mm。

 

使用センサーは

センサーには 浜松ホトニクス製のC12880MA  を使用しています。

288chの画素で、光のスペクトルを検出しています。

センサーは個体差があるので、センサー毎 波長補正係数というのがあって、カラーコンパスでは

その数値を 基板上のEEPROMに保存し、USBで接続したパソコンに提供し、画素データを波長値の

値に変換しながら使います。

特注光学フィルターおよびスリット

 

カラーコンパスでは 上記のフィルターを使っています。

C12880MAセンサーの一つの欠点として、赤外領域に強い光がはいると紫外領域にデータが漏れると

いったものがあり、それをカバーするために、帯域幅をバンドパスする光学フィルターを特注して

装着しております。

パソコンと接続して計測

カラーコンパスは Windowsパソコンと接続して、使います。

専用アプリを使って計測をします。アプリの取説はこちらからダウンロードしてください。

 

専用ホストコンピュータ

小型のカラーコンパス専用のホストを使うと、屋外などでも手軽に計測ができます。

電源にはモバイルバッテリーを使い、1日にわたる測定もできます。

購入は

上記で紹介したモデルは カラーコンパスMFAで、秋月電子様にて販売をしています

Windowsのアプリケーションをバージョンアップしました。
計測プランに、時刻で範囲を指定する機能とデータを追記で保存する機能を追加しました。

アプリケーションソフトおよびソースコードのダウンロード(V1.8)はこちらからできます。
カラーコンパスUVに対応したソフト、およびソースコード(V1.8)はこちらからできます。

ハングしたと思ったら!

カラーコンパスMFAを使用していて、設定を変更したのち、反応が止まってしまうことがあります。
原因は 露光時間を長くしすぎたり、平均回数を多くしてしまったりして 計測に時間がかかりすぎて
ハングした状態のように見えるためです。
そのときには 下記にプログラムを実行して、露光時間を1ms、平均回数を1に戻すことができます。

パラメータリセットプログラム