カラーコンパスWiFi(LOG)

カラーコンパスWiFi(LOG)モデルは WiFiモデルに記録機能を追加したモデルです。

仕様は
1.サイズ 70x50x44.5mm(ファンを除く)
2.使用センサー C12880MA(浜松ホトニクス製)

3.WiFi搭載(STA,APモードに対応)
4.ピクセルクロック 200KHz固定
5.露光時間範囲 300us~100ms.
6.電源  006Pリチウム充電電池 800mAh 消費電流約80mA
7.ADコンバーター 12ビット 15回積算
8.900nmカットフィルター使用
9.動作 ブラウザモードで制御(スマホ、タブレット、PCいずれも可能)
10.波長補正 装置内部で補正済み(波長、感度)
11.比較機能(6種×2モードのデータを登録、比較表示)
12.計測モード 生データ(ピーク波長表示)、反射率(2波長間NDIV数値表示)
13.表示モード データ、比較、参照データ
14.128MBフラッシュメモリ搭載
15.冷却ファン搭載

データフォーマット

カラーコンパスWiFiは IPアドレスで指定したURLにアクセスすることで画面上に
データをグラフ表示させたり、データ保存をしたりすることができます。
 具体的には URLにアクセスすると

1.Index.html
2.Style.css
3.Index.js

 の3つのファイルを読み出すことになり、その内の js ファイルがデータを取得し、
グラフを表示、さらには データを保存するという動作をします。
 jsファイルは グラフ表示するためのデータを読み出しますが、そのデータファイルは
URLの /data/data.json ファイルを読み出すことでデータを得ています。
 ここでは data.json ファイルのフォーマットを説明します。

ファイル例:
{“n”:256,”m”:0,”sw”:0,”i”:0,”t”:24.4,”v”:7.3,”c”:1,”e”:500,”f”:500,”a”:10,”save”:0,”repeat”:1,”mode”:”raw”,”msg”:”peak Data 16311.1(452nm)”,”disp”:”data”,”d”:[78.3,58.4,41.2,43.2,59.4,34.9,42.7,49.4,47.9,49.9,49.3,48.1,43.5,25.1,53.1,39.0,6.0,30.6,22.5,24.3,36.8,56.2,50.0,50.8,52.5,49.6,38.5,38.0,46.1,55.1,38.1,41.6,53.6,69.3,83.6,106.9,150.4,207.5,281.0,426.1,547.5,722.0,948.9,1188.0,1610.4,2111.6,2769.1,3612.8,4565.5,5811.2,7421.8,9298.3,11310.3,13620.4,15171.9,16093.6,16311.1,15680.5,14192.4,12526.0,11006.5,9758.8,8751.3,8009.9,7385.1,6727.9,6062.5,5539.5,5099.4,4840.0,4688.0,4647.5,4738.5,4847.1,5001.7,5208.2,5455.4,5720.7,5969.9,6237.7,6542.4,6833.1,7118.0,7432.5,7711.8,7886.0,8047.3,8247.6,8452.0,8572.8,8711.5,8711.0,8795.5,8900.6,8986.6,9082.4,9241.0,9328.9,9395.7,9452.3,9471.9,9477.3,9559.5,9540.5,9553.8,9636.3,9743.6,9843.7,9914.7,9932.2,9872.9,9811.0,9837.0,9843.5,9793.1,9789.2,9855.6,9790.8,9729.8,9740.8,9578.4,9331.5,9131.1,9024.1,8981.6,9005.3,9163.9,9372.9,9547.7,9728.2,9913.9,10082.9,10229.1,10311.7,10393.6,10447.7,10408.6,10434.2,10452.2,10471.1,10403.1,10287.8,10007.1,9724.2,9412.8,9045.1,8654.4,8290.5,7909.9,7553.0,7187.3,6833.3,6566.7,6293.7,6029.0,5753.7,5468.7,5241.6,5022.1,4713.8,4494.6,4242.7,3965.0,3742.6,3466.9,3223.4,2997.1,2852.4,2626.5,2529.9,2370.4,2224.5,2090.2,1961.4,1862.6,1757.7,1625.9,1518.8,1408.0,1312.1,1223.5,1130.3,1067.6,1029.4,1000.3,908.7,829.0,756.5,748.7,684.9,639.6,587.5,539.3,503.5,534.4,506.5,536.2,453.4,397.5,385.8,371.9,306.9,286.1,275.2,314.2,280.1,277.5,298.5,254.8,277.2,239.2,217.6,175.4,238.5,107.1,62.5,154.0,215.7,172.8,80.9,73.9,85.2,82.7,76.0,76.0,153.2,114.5,130.2,119.9,37.6,138.4,176.2,80.9,132.5,92.2,138.8,149.5,162.2,155.9,15.1,33.5,80.8,126.5,127.2,0.0,4.9,11.2,200.3,13.3,167.7,113.4,131.6,109.1,101.6,59.7,181.0],”tm”:””,”r”:[0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0,0.0]}

項目の説明:
“n” データ数 (340nm – 850nmの波長範囲、2nmステップのデータ)
“m” モード
“sw” スイッチ状態(古いバージョンにはありません)
“i” 記録番号(古いバージョンにはありません)
“t” 温度(°C)
“v” 電池電圧(V)
“c” 参照データの番号( 1-6)
“e” 露光時間(us)
“f” 参照値の露光時間(us)
“a” 平均回数
“save” 保存要求フラグ
“repeat” 繰り返しフラグ
“mode” データ種類 ”raw”(生データ), “reflect”(反射率データ)
“msg” グラフ上のメッセージの内容
“disp” 表示方法 ”data”(現在データのみ),”comp”(現在データと参照データ),
”ref”(参照データのみ)
“d” データ(“n”で指定した数のデータ)
“tm” 時刻データ(使用していません)
“r” 参照データ(“n”で指定した数のデータ)

設定ファイルのフォーマット
データファイル同様に、設定ファイルも読み出すことができます。
/data/config.jsonを読み出すことで得られます。

ファイル例:
{“ssid”:”“,”key”:”“,”ip”:”192.168.0.100″,”average”:10,”wave1″:680,”wave2″:850,”sensor”:”Sensor: C12880MA”,”serial”:”Serial: 15G00027″,”fver”:”firm version 1.5″}

項目の説明:
“ssid” SSID
“key” パスワード
“ip” IPアドレス
“average” 平均回数
“wave1” 波長1
“wave2” 波長2
“sensor” 使用センサー名
“serial” センサーシリアル番号
“fver” ファームウェアバージョン番号

設定方法のフォーマット(方法)
下記の指定したファイルを読み出すことで、または読み出す際に?に続いて
項目を設定することで設定できます。

1.SSIDの設定 /data/confset1.json?s=SSID”
2.パスワードの設定 /data/confset2.json?s=パスワード”
3.IPアドレスの設定 /data/confset3.json?s=IPアドレス”
4.平均回数の設定 /data/confset4.json?s=平均回数”
5.波長1の設定 /data/confset5.json?s=波長1”
6.波長2の設定 /data/confset6.json?s=波長2”
7.露光時間の設定 下記のファイルを読み出すことで変更(相対値での上昇下降)
   1./data/up1.json 大きく上昇
   2./data/up2.json 小さく上昇
   3./data/down1.json 大きく下降
   4./data/down2.json 小さく下降
8.ダーク設定 下記のファイルを読み出すことで設定
   1./data/dset.json 現在測定値をダークとして登録
   2./data/dclear.json ダークを初期値に戻す
9.ホワイト設定 下記のファイルを読み出すことで設定
   1./data/wset.json 現在測定値をホワイトとして登録
   2./data/wclear.json ホワイト値をクリアする(すべて65535に設定)
10.参照データ番号を設定 下記のファイルを読み出すことで設定または登録
   1./data/ref1.json 参照データ番号を #1に設定または登録
   2./data/ref2.json 参照データ番号を #2に設定または登録
   3./data/ref3.json 参照データ番号を #3に設定または登録
   4./data/ref4.json 参照データ番号を #4に設定または登録
   5./data/ref5.json 参照データ番号を #5に設定または登録
   6./data/ref6.json 参照データ番号を #6に設定または登録
   登録か設定は 表示方法の状態に依存します。
   表示方法が ”disp”のとき、そのときに取得したデータを参照データ番号に
   登録します。
   それ以外のときは 参照データ番号の設定となります。
   表示方法を変更する方法ですが、
   /data/disp.json を読み出すことで 順に “disp”,”comp”,”ref”に変更されます。
11.生データと反射率の切替
   /data/mode.jsonを読み出すことで、”raw”,”reflect”が切り替わります。
   データの内容がこの状態により、生データか反射率のデータかに変わります


データを応用してPYTHON,MATLABからアクセス   

  データフォーマットを公開したのは カラーコンパスWiFiのユーザーの堀江様からの
  依頼でした。PYTHONからアクセスできないかとの問い合わせから、JSONファイルを
  公開することで、可能ではないかと思ったからです。堀江様に公開したところ

     ドキュメント送付ありがとうございました。
     無事、分光器の制御ができるようになりました。
     また、JSONファイルの読み込みだけで制御できることから、
     matlabからの制御も可能となり、便利に利用できるようになりました。
     ありがとうございました。

と返事をいただきました。さらに、

    ドキュメント公開されるとのこと。ほかの方にも参考になると思います。
    また、メール内容の公開も承知しました。名前も姓だけなら問題ありません。
    それと、もしご興味があれば、簡単ですがMatlab(OCTAVE)のサンプルコードを送付
    させていただきます。誰でも作れますが、利用者にとっては参考になるかもしれませ
    ん。

ということで、サンプルコードもいただきましたので、合わせて公開させていただきます。
  
サンプルコードはこちらからダウンロードできます。
以下、堀江様の説明です。

    Windows上のmatlabとoctaveで動作確認済みです。
    おそらく、android上のmatlab mobileやoctave でも動作するはずです。
    またoctaveのダウンロードは、以下を参照ください。
    https://octave.org/
    動作は、cc_plot_data()または、cc_plot_spec(cc_get_inten())などで確認できます。
    あと、カラーコンパスに対して連続して高速にアクセスするとハングアップするみたい
    です。
 
堀江様、どうもありがとうございました。

ファームウェアも公開しています。Arduino IDEから書き込みができます。
V1.7ファームウェア
履歴:
  v1.7 販売開始

使用方法はほぼ カラーコンパスWiFiモデルと同様です。
計測の開始および停止を追加しました。

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販売は 当社から行っております。